ガルガス洞窟へ

念願のガルガス洞窟を見る日。立派なホームページが見つかるものの、決定的な地図を入手できていないガルガス洞窟。昨日の二オーで道を間違えたこともあり、今日は余裕を持っての移動を目指します。

民宿の猫は相変わらず部屋や屋根の上を自由に闊歩しています。a0112387_429372.jpg
庭から屋根の猫を探す息子。a0112387_4293633.jpg



朝食にはサン・リジエの名物だという、熊の手の形の大きなパンが出ました。しっかりしたテクスチャーで、食べ応え十分!色々なジャムがありましたが、杏にアーモンドスライス入りが美味しかった!
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息子はブルーベリージャムと蜂蜜のダブル塗りでご機嫌です。
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まだ早いので、再びサン・リジエの村を散歩。フランスでよく見かける、街灯など高~いところにある寄せ植えは、こうやって水やりをしていたんですね。給水車と長いパイプにようやく疑問が解けました。
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教会はとても見事。煉瓦の壁が美しい。
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暗い礼拝堂から柱廊へ出ると、日光がとてもまぶしく感じました。
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素朴ながら複雑な柱頭の彫刻。
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ガルガス洞窟のすぐ近くにある『美しい村』、St-Bertrand-de-Commingesに立ち寄りました。息子は後部座席で「美しい村」の看板に気づくと、「あ~っ ここも『しあわせの村』!」と叫んでおりました。それは神戸。これは『美しい村』です。
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ここサン・ベルトランドもやはり煉瓦の村で、色々な積み方で壁に施された装飾がとても素敵でした。
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大聖堂へ。息子は「教会は怖い」と及び腰です。暗く、荘厳な雰囲気が苦手のよう。私も子供の頃、神社仏閣が苦手だったので、何となく気持ちは解ります。
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見事な木彫のパイプオルガンがありました。
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午前中の太陽が、ステンドグラスを通して鮮やかな陰を石モザイクの床に落としています。
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その色彩を発見した息子、夢中で何枚もシャッターを切り続けていました。
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大聖堂を出て、村を散歩。写真は大聖堂前の広場。
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石作りの排水路を歩く息子。これは「線路」なのだそうです。
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坂道、石積みのアーチ、至る所にある植栽がしっくりと調和しています。
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この人は今度はバスになっています。
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                  この両手はサイドミラーを表現しているそうです。
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「美しい村」St-Bertrand-de-Commingesからガルガス洞窟までは一本道。あっという間に洞窟に着きました。2時の案内までまだまだ時間があったので、敷地内を散歩し、ピクニックスペースで昼食を取りました。ガルガス洞窟は去年、2010年夏に整備完了したばかりで、他の洞窟と違い、ハイテクな博物館や整った設備を備えていました。
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いよいよ約50分の洞窟ツアー開始。事前予約は私たちだけでしたが、バイクツーリング中の夫婦など、2組の飛び入りがありました。息子はヘッドランプで勇気を出して進みます。
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山道を少し登ったところにある洞窟入り口。
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洞窟内は非常に綺麗に整備されて歩きやすく、ライティングも美しく計算されていました。
劣化が進んでから封鎖されたラスコーやアルタミラの二の舞にならないように、ガルガス洞窟も近く封鎖されるという噂があったのですが、洞内の環境を整備し、オートピレネーの学習研究センター兼観光資源としての公開に踏み切ったようです。
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ガルガスには200以上のネガティブハンドがあり、とてもはっきりと残っていて判りやすいので、息子もあちこちから見つけ出しては、「あった!」「あった!」と発見を楽しんでいました。
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指の欠損については、論争の的になっています。氷河期に生きたクロマニヨン人の、凍傷による欠損・葬送儀礼での自損・狩猟のためのサインとして指を折り曲げて制作した・・・等の解釈があります。今回の案内では、狩猟のサイン説を取っていました。身体的に折り曲げ不可能な指の欠損の組み合わせが無いという事です。
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バイソン・ヘラジカ・マンモス・馬が重なった線刻画。先史時代の絵画の特徴ですが、いくつもの絵を重ねて描いてあり、その場ではっきりと認識するのは非常に難しいのです。ガイドさんがポイントを説明してくれ、色々な角度から光を当てると絵が見えてきます。
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デッサンが素晴らしい・・・自然が与えたこの観察力が、人類を文明に導いたのでしょうか。
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画像は全て公式ホームページより。
「決して写真を撮らないで下さい。ホームページに豊富な画像を載せています。」と最初に説明がありました。


併設された博物館でネガティブハンド作りを体験しました。パネルに手を当て、すぐそばにある穴に息を吹き込むと、スクリーンに自分の手のネガティブハンドが光の点で映し出されます。先史時代には絵の具を口に含んで、壁に当てた手に向かって吹き付けたと言われています。
息子のネガティブハンド。メールアドレスの入力欄があったので画像を送信してくれるのかと思ったのですが、届きませんでした。残念。
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線刻画をタッチパネルでうまくなぞるとクリアできるゲームなどもありました。息子は夢中になって、フランス語なのにすぐやり方を覚えて上級コースまでクリアしていました。
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夕刻までガルガス洞窟の色々を堪能し、一気にトゥールーズまで戻りました。
前回目を付けていた、市庁近くのガーデンレストランで夕食。メニューを検討する息子。もちろん読めません。
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メイン。甘酸っぱい木イチゴのソースとのコンビネーションが絶妙。
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息子のデザート。フルーツとレモンのシャーベットの盛り合わせ。
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私のデザートはフロマージュブラン。洗練されたプレゼンテーション。
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駐車場を条件に選んだホテルは、モダンなデザイナーズホテルでした。
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おしゃれなバーなどもあったのですが、盛りだくさんな一日に、やっぱりすぐに眠ってしまいました。
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by ma-puana | 2011-09-02 04:17 | フランス・洞窟壁画の旅